今回は趣向を変えて、「親」視点から子供の教育についてお話したいと思います。親の影響は語りつくせないほど絶大です。ぜひ何かの参考になれば幸いです。
子供が伸びない原因
これは私が高校教員時代に、多くの保護者との関わり合いを通じて感じたことです。
勉強ができない子、どこか精神的に弱い部分がある子、何か問題を抱えている子の多くはだいたいが、暗黙のうちに親からの一方的な圧力や価値観の押し付けに苦しんでいるように思います。
もちろん親は親なりに必死に考えて、良かれと思ってしていることだと思いますし、素敵な親御さんもいっぱいいます。
しかし、不幸にも“あるがままの自分”を抑えなければならず、どんどん自分に自信がなくなっていく。このようにして悪循環が続いてしまうようにも思います。
対等に接する
ではどのように接すればいいのでしょうか?それは「対等に接する」ことだと思います。
子供を見下すでも、甘えるでもなく、一対等な大人として接する。皆さんが周りの大人に接するのと同じような気遣い・配慮がとても大切だと思います。
そうすることで子供は「自分は自分のままでいいんだ!」と、自分を受け入れることができるようになり結果、理屈では説明できないような自信につながります。
親自身がめいいっぱい幸せになる
もう一つ、子供が伸び伸びと育つために重要な要素がこれです。親自身が、子供の一挙手一投足に左右されずに幸せな状態でいることが必要です。
既に親自身が満たされているからこそ、心から子供の成長を喜ぶことができる。だからこそ子供は子供なりにすくすくと育つ。
逆に親自身が満たされていなければ、子供を介入・操作することで自分を満たそうとし、親子ともに不健全な関係になってしまうのです。
まとめ
以上をまとめると・・・
- 子供を一対等な大人として接する
- 親自身がめいいっぱい幸せになる
未来の子供たちのために、私たち大人にできることを一緒に考えていければ幸いです。