ゴールデンウィークなど長期の休み中はなかなか勉強のやる気が出ないなんてこともあります。「頭ではわかっているんだけど、体が・・・」こんなことだってあります。
本記事では勉強のやる気がでないときの対処法を3つご紹介します。
無理をしすぎない
まず1つ目に大事なことは、「無理をしすぎない」ことです。
いやいや、勉強のやる気を出す方法が知りたいんだけど・・・
もちろん後でしっかりお話していきます。ですがその大前提のお話をする必要があります。
当塾長の高校時代の実体験 ~夏頃まで~
なぜこのようなお話をするかというと、私の高校時代の実体験にあります。
私は高校3年生の春から受験の意識が芽生え、猛烈な受験勉強を開始しました。目標を高く設定し、休日は1日10時間以上は最低ノルマとしてこなしていました。
さらに机の向かう時間以外にも、道端を歩くとき、お風呂に入る時、夕ご飯を食べるとき・・・あらゆる隙間時間に学習したことの復習などもしていました。
当塾長の高校時代の実体験 ~夏から本番にかけて~
結果として夏を過ぎたくらいまでは順調に成績が伸び、この調子ならいけると思われました。
しかしセンター試験1か月前くらいになると途端に集中が続かなくなり、勉強しているはずなのに全く頭に入ってこない状態・・・それどころか勉強をしようとすると変な動悸が走る状態にまでなりました。
その結果センター本番は今までの模試では出したことのないくらい低い点数を出し、泣きながら家に帰ったのを今でも覚えています。
自分の体と心に敏感になる
振り返るとこうなってしまった原因はあきらかです。それは、自分の体と心の状態に全く気を配っていなかったためです。
気を配らないどころか、勉強をしなければならないというある種の脅迫観念のもとに、自分の体調を無視してしまったことに原因があります。
志望校合格<自分の体調
志望校合格のために奮起することは大変良いことです。時には多少無理してでも自分を奮い立たせることも大事です。しかし加減を間違えてしまうと取り返しのつかないことになりかねません。
なかなか気づきにくい自分の体調のシグナルに敏感になること。そして何よりも自分をいたわること。これが勉強する以前に最も大切なことです。
自分の頑張りや成長を記録する
無理をしすぎない。これができて初めて勉強は意味をなしてきます。その前提のもとで2つ目に大切なことは、自分の頑張りを記録することです。
勉強がつまらない理由と対処方法
勉強に限らずゲームでもそうですが、つまらないと感じるのは大抵の場合自分の成長が感じられないときです。
ですのでほんのちょっとしたことでもいいので、大げさに自分をほめてみる。例えば問題1問を答えを見ずに解ければ「答えもみずに自分の力だけで解けた!」と自分を誇りに思いましょう。
反対に問題を正しく解答できなかったとしても、しっかりと解答をみることで「間違えたけども、そのおかげでこんなことに気づけた」「こんなことが理解できるようになった」など、自分の成長に気づくことができます。
実践例:学習した日付を記録する
具体的には「学習した日付を記録する」といった方法があげられます。実際に私もこの方法を1年間続けました。
これのメリットは何かというと、翌日になって初めて勉強するときに、以前の頑張りが可視化できるということです。
当時私は青チャートを1日10ページは進めるという目標を立てていたので、昨日の日付が10ページすべてに記録されていると、目標を達成できたという小さな実感を日々感じていました。
実践例:使ったノートやボールペンを保管する
使ったノートやボールペンを捨てずにとっておくという方法もあります。もちろん私の実体験です(笑)
これのメリットは先ほどと同様、自分の過去の頑張りが可視化できるという点です。また、だからこそ「目の前の積み重ねられた量よりもさらに積んでやろう」と自分を奮い立たせることもできます。
1年たった時には膨大な量の記録が残っていますから、これを見るだけで本番前に圧倒的な自信を感じられます。
常に工夫をする
3つ目に大切なことは、常に工夫をすることです。プロ野球で有名なダルビッシュ選手が以下のような名言を残しています。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ
プロ野球-ダルビッシュ有選手
「努力は人を裏切らない」ということわざが幼少期から好きだったのですが、この言葉を聞くと頭を使わない努力は平気で人を裏切ることに気づかされます。
意識すること:間違いを分析する
では勉強において「頭を使う」とはどういことなのでしょうか?1つ目は間違いを分析することです。
成長のためには間違えることは必要なことです。しかし間違えたことに対して何もアプローチしなければ、結局同じ間違いをするだけになり、成長したとは言えません。
勉強する際も間違えの原因を追究することが大切です。計算ミスをしたのならばその原因は「集中力がなかったせいなのか?」「計算のやりかたを誤って覚えていたからなのか?」「問題を写し間違えたせいなのか?」などなど色々考えられます。
「たまたま計算ミスをしただけ」「運が悪かった」などと片付けず、どうしたら次同じような間違いをせずにすむのかを常に考え工夫することが大切です。
数学を学ぶなら”山崎数学塾”
いかがだったでしょうか?今回は勉強のやる気がでないときの対処法についてお話しました。
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