本日は少しだけ人生論について語ろうと思います。どうしてもこういうテーマは胡散臭いにおいがするものですが、だからといって無視してよいものでもありません。
当塾長が思う人生論についてお話します。
ある中華料理屋での出来事
ちょうど先日の出来事です。仕事帰りに行きつけの中華料理屋に寄った時の話です。カウンター席に着くと、1席あいて中年のおじさんが座っていました。
しばらくしてそのおじさんの元に料理が届いたのですが、少し口にするとすぐに店員を呼び、次の言葉を発しました。
「この料理なんだけど、少ししょっぱすぎないか?」
「多分いつもと料理する人が違うと思うんだけど・・・」
店員はその皿を戻し、少しして厨房から直々に料理長が来て一言謝罪の言葉をかけると、満足したのか一連の出来事は収まりました。
サービスは当たり前ではない
料理に対して決して文句を言うなとは言いません。時には味付けが異なっていることもあります。どうしても口に合わないものだってあります。
ですから料理の味付けを再度お願いしたり、別のものに変えてもらうのは否定しません。ですが、頼むなりの態度というものがあるのではないでしょうか?
飲食店で働いた経験がある人は分かると思いますが、一つの料理を作るのにもさまざまな工程がありますし、時間だってかかります。
その人たちの苦労に気遣いや感謝の一つもなしに、偉そうな態度をとるのは人としていかがなものでしょうか?
他者に対する思いやり
特に日本は、サービスに対する感謝を感じずに偉そうな態度をとる”お客様”が多いように思います。サービス精神に富んだ国だからこその弊害でもあります。
しかし、サービスは提供者あってのものです。受給者と提供者がともに手と手を取り合わなければ、こんな素敵な世の中も続こうにも続きません。
他者を思いやる心だけは、いつまでも忘れたくないものです。